革の質について
以前は街中に革製の靴が氾濫してい増したが、
現在はビニール製、いわゆる合成皮革が多くなっています。
革の質について。
硬いローファーなどの革と私どもで使われる革は大きく異なり
履き心地や足の為を考えるとその影響は大きいものです。
素材の価格も数倍程度ではなく、
数十倍と違いがあります。
現代、安価に足に合わせる必要を求められない市販の靴に
合成皮革が使われる事に。
革の手入れは必要ですが、
合成皮革は生地が作られた時から劣化が始まります。
生地の保管期間や製品が作られてからの保管期間の間も
その劣化は進みます。
革製品の素材には
染料で染め、風合いと優しさ、柔らかさを残した仕上がりの革と
塗装された革に分かれます。
良質な革は染料で仕上げられ、
硬く、しわの多い年老いた革などはそのしわを隠し埋められ
塗装されます。
例えば、仔牛は染料、成牛は塗料。
その大きさも10倍以上の大きさと革質の違い、
食肉にされて採れる革の流通量と価格に大きな差があります。
バッグなど、中に入るモノが痛みを訴えたり、
傷つくことはありませんが、
靴は足がその素材に負け、影響の有無にも関わります。
その良質な革も扱える職人が減り、
日本への流通量が十年ほど前から極端に減ってきました。
その事は市販の靴の質も変えています。
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