既製品の木型、医療での靴が足に合わない問題

既製品の木型には形の違い、特につま先部の尖り具合、丸さなどの違いはありますが、一定の規則があります。

人の足には個人差が大きく規則的な事や比率の様なものは無いのですが・・
その事、人の足の個人差には都合良く対応が出来ない為、足の痛みや外反母趾などの症状、変形を強います。

既製品の靴が作られる木型を削って人の足に合わせ様とすると大きく削り合わせなければならない箇所がいくつか存在。
そして、必要な靴幅など削るのでは無く、膨らます必要箇所がまた、いくつか存在します。

それを革などを貼ったり、削ったりして足に合わせる為の「型」にするだけでとても難しく、私も靴作りの序盤で行っては見ましたが、足に合わせる事自体、既製品の木型では出来ない。
ましてや、市販の靴、既製品の木型で作られた靴を原因に外反母趾などの症状、変形を負った方の足に合わせる事は到底出来るものでは無いと、既製品の木型で合わせようと失敗をしてよく分かりました。

靴を履いての痛みは様々ですが、その多くは関節の部分に多く、足の表皮では無く、関節、足の内部に多く見られます。

それも、つま先、足の指、足の甲など、足の前部に多く見られます。

靴幅を広げるだけでは対処はできません。
インソールなどは根本の原因とはかけ離れ対処では無く、感触の違いで足を誤魔化し、その事が他の箇所に問題を増やす方は少なくありません。
特に魚の目やタコ、中にはハンマートゥと言った・・・

靴を履く事で問題を増やす方が少なく無いのは足が持つ人の体の中でも最も負荷の強いられる箇所に位置している事を考え靴が作られる事がない為です。

その事が靴幅を広げても靴がぶかぶかになるだけで時間の経過で痛みや症状、他、思いもよらない問題を作ってしまっています。

靴を作る「型」は人の足に適切な環境を備え、健康に配慮して作られなければなりません。

人の足に適切な木型を作成する木型屋さんは大切なのですが、それら配慮、靴を履いて人の健康に影響する既製品の木型はどうにもならない「型」であり、その理解もないまま靴が作られている事が靴の問題の解決に向かわない理由です。

厚生労働相告示第528号には
「標準木型」と言う明記がありますが、
厚生労働相に問い合わせると既製品の靴、市販の靴を作る木型と答えが。

知らないとは恐ろし事。
この事は靴を求める側の問題。
なのでしょうか?
履く人、求める側も知る必要があり、靴選び、その趣向、認識が反映して靴の問題は起こっています。

しかし、法であったり、提供、製品を作る側がそれでは問題は起こるべくして起こり、問題の解決、解消には至らないでしょう。

私どもにその関連、医療で作られた靴、インソール、装具が合わなくて持ち込み、相談される方のすべてのお困りはそこに問題、問題しかないと。

それら靴などを「直しては貰えないか・・・」とお願いされる事は少なくありませんが、足の採寸は行われていても足には合わせられていなかったり、充分な必要精度が無く、ある程度の精度、レベルアップをさせても、お困りの方の為に成らないと判断できる事が多く、とても合わない製品であるといつも感じます。

足が必ず負担する負荷までを考慮し、足に合わせられていない為です。

「型」から足の形、悩みへの対処、悪化への考慮、多くの配慮を有して適切な環境として「型」が作られ、靴にしなければ成らないでしょう。

静岡・藤枝・焼津 完全フルオーダーメイドシューズ 靴 友樹

はじめまして、足に合う適した環境を整え、靴をデザイン。 靴とはとても分かりやすく、人の足に合うことと適した環境を靴として作られた靴はいつも快適で痛みや外反母趾などとその悪化を伴うことはありません。 靴は大切な皆さまの足の健康と日々の暮らしの快適さを確かな安心と安全のために作られ提供されなければなりません。 確かな靴選びをしていただき、足と健康、快適な日常を大切にしてください。

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