医療からの足に合わない靴で・・・
静岡県内の方が来られ、
10年前に医者に保険で作った靴、
「足に合わないと感じながらも足に合わせ作るオーダーメイドを探したけどなかなか無く・・・」
と、靴を履い見て、
足に合わない証拠がくっきり。
その指摘を確認いただきました。
お客様方は安く靴を望まれる方が多いのですが、10万円以内を言う方も多く、考えていただきました。
職人が10万円以内で作る靴、
それは材料費、技術、人工(にんく)を引いても一週間以内にないしは5日で作られる靴になります、
人の足に合わせる事は一週間程度では出来ませんし、私は足に型を合わせる為、靴のさくせいの全てに2ヶ月は掛かります。
その事を説明すると足に合わせる事の本当の意味をそのことからの道理、道義上、ご理解いぢける方とそうではない方とどうしてもいらっしゃいます。
まず、既製品の木型が使われていては足に合わせる事が出来ないオーダーメイド、世界中でこの様な事が当然のオーダーメイドとされてきた歴史があり、それらのオーダーメイドで靴を作った方なら理解しては早いのですが、その経験をされた方は
「ほんとに足に合わせてくれるオーダーメイドはなかったから・・・。」と、
正しい理解に至ります。
そうでない方はその経験をし、その間の足の具合、状態が足に合わないオーダーメイド、医療の靴で経験されない限り、覚悟は決まらない様です。
本当は覚悟では無く、市販の靴の延長程度で足に合わせる事が出来たり、それがオーダーメイドと思われている方が多く、それは本当に足に合わせ作るオーダーメイドの靴を作って来なかった靴の文化が本質のないまま現代に至るからです。
オーダーメイドの靴と人の足に合わせ作られる当たり前の時代は必ずいつか来なければなりません。
その技術は市販の靴とは全く工程、技術、手間、時間、何よりも、人の足に合わせ靴型から作られる事を意味しています。
その事、その技術などが構築されない限り、その技術に添った機械化はありません。
勿論、現代にもありません。
人が本当にファッションやお洒落を健康を害さないで楽しむ文化は未だに無い現実を理解し、適切な事を育てない限りまだ、何百年も掛かる事でしょう。
サッカーでも、多くの人はゴールシーンに目を奪われ、認めますが、本当はそこに至るプロセス、アプローチなどの技術が無ければ、靴で例えるとまるでハンドでしか得点できない様にも。
合わないと感じて無理や無茶をしたまま靴を履く方は少なくありませんが、その時間、それなりに影響し悪くされる方が多い事がいつも悲しく思います。
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