本物のオーダーメイドの靴づくり

多くの方はオーダーメイドの靴を注文したら足に合う靴が出来上がると思われている方が多い。

私自身、靴業界に入るまではそう思っていました。

しかし、現実は大きく違っていました。

足に合わせるとは程遠い、既製品の木型を採寸した寸法からサイズ合わせをする、もしくはそれに皮やフェルトを貼る程度で足に合わせると呼び、多くの、殆どのオーダメイドの靴は市販の靴と大差のないもの出る事に愕然としました。

その話を靴職人であった父にしたところ、木型(既製品)を買ってくるのは当たり前、木型を靴職人が作る事は無い。と。

足に合わせる事の意識の欠如やその事から人の健康を奪う事になっている現代でもされていない現実は靴職人になる意味すら無いと思いました。

静岡に帰ってきて、コツコツと木型を削り始めました。

せめて、妻には既製品の木型では無い靴を作りたいと思って。
市販の二万円、三万円する靴を直して履いても限界は大きなものです。レベルの問題です。
その靴などでも妻は痛いと言っていましたので。

妻の為に作り始めながら、木型を削る事から色々とアイデアや発想、足の痛みに繋がる原因を考え、研究する様になりました。

サンプルの靴を作り父の店で試してもらい、その結果は直ぐに現れます。

これまで市販の靴を仕入れ、直してから販売していた父が市販の靴の仕入れをやめます。

市販の靴は問題が多く、少しでも直し良くして提供する父にとって、100点満点中、どんなに良い靴でも市販の靴は5点。
直して20点、30点に引き上げても市販の靴は限界しかない事を良く知っていました。

直して販売さる市販の靴よりも、精度、靴としての質、何よりも受注生産は足に合う靴を作る事が目指せる唯一の方法。

私の木型を靴型として足の適切な環境を作り靴を作る安心と安定は受注生産でしか出来ない父にとっても大きな転換になります。

宮内庁御用達のメーカーの靴を辞め、シューフィッター第一号のこの国で一番良い靴作りをしているメーカーの靴を辞め、受注生産の一本化を二人で。

父は底付け師と言う靴の職人であった為、その部分はお願いし、私は木型の作成、デザイン、型紙、素材、部材の加工、甲革師として靴作りの95パーセントを行います。

既製品の木型を使用しても足に合わせる事の限界を知る私たちにとって、お客様のあし、その形、痛みや悩みに合わせ靴型、足に適した環境を作る事から靴を作成できる事はこれまでされて来なかった事なので失敗も多く、その責任としてお客様にリスクと危険にさらす事だけはあってはいけませんので作り替えを快く引き受け、その失敗も技術の肥やし、良い勉強になり、現在のか私ども独自の靴作成技術に生かされています。

木型を削り始めて靴が作れるだけで既製品の木型では人の足に合わせることすら出来なくてその限界も恥ずかしく思えない靴職人ってどうなのか?と思います。

靴職人の仕事は靴を作ることではない事も分かってきます。

靴のリスク、危険は人の足に健康を考慮、配慮して「型」から作られない限り問題、原因は必ず存在します。

その問題や原因を取り除く事もインソールなどでは出来ません。
おひとりお一人に合わせ、適切な環境を備えるモノとして靴の形にし、適切な環境を靴を履く時間しっかりと維持して健康を大切にする為にもデザインは世間の言うところの見た目をデザインと呼ぶのではなく、性能や機能、効果、効力などとして本質、本来のデザインを作る大切さも今に生かされています。

その点ではパンプスはデザインとしての性能、機能、効果、効力などはデザイン面に無く、そこに木型までも足に合う事がないと言う事は足が痛い、外反母趾など症状、変形、悪化などになる事は当然、理に適った事です。

初めにも書きましたが、オーダーメイドの靴は本来、人の足に合わされてこそオーダーメイド。
足に合わせる行為の出来ないオーダーメイドではオーダーメイドとは呼びません。
市販の靴と同じ既製品の木型の使用は受注生産で市販の靴を作る事と変わりなく、
この様な変形、症状で困った方々に医療、法律上も足に合う事のない既製品の木型の使用を許可していますが、医師の責任としての許可は既製品の靴が患者さんに渡される事が多いありさま。
インソールも同様に。

それでは騙され、困る方が多いのも当然だと思います。

本来は市販の靴が主流ではありません。

市販の靴は工業製品であって、足にリスクと危険がある事を説明されなければなりません。

私の父も木型などを削り、人の足に合わせる靴作りなど無かったことや市販の靴のレベルや限界は大きなものだと感じていましたので、
「靴は商売にしたら間違いしか起こらない。」
人の健康を害する靴は靴では無いと言っていました。


本当の靴、本物としての靴とは
人の足の助けになる事や体を支える事は勿論ですが、どうしても足のある身体の位置が人の重さの最大、体重以上の負荷、負担の掛場所であり、靴が足に合わない事はアウト!
リスクと危険しか無いと言う事になります。
その大きく強いられる負荷、負担も考慮して、痛みや健康を害する事の原因を持たないことや悪くした足の状態を緩和や解消につなげる事が出来る事が最も靴の役割りとしての本質では無いでしょうか。

静岡・藤枝・焼津 完全フルオーダーメイドシューズ 靴 友樹

はじめまして、足に合う適した環境を整え、靴をデザイン。 靴とはとても分かりやすく、人の足に合うことと適した環境を靴として作られた靴はいつも快適で痛みや外反母趾などとその悪化を伴うことはありません。 靴は大切な皆さまの足の健康と日々の暮らしの快適さを確かな安心と安全のために作られ提供されなければなりません。 確かな靴選びをしていただき、足と健康、快適な日常を大切にしてください。

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